- 目標設定がうまくできず、行動が伴わない
- 目標があるものの、途中でモチベーションが下がって挫折してしまう
- 時間管理がうまくできず、効率的に作業を進められない
自分の夢や目標を叶えるには様々な方法があります。その中でもどんな人でも始めやすいのがこの「マンダラチャート」だと思います。
大谷翔平選手は、多くの人々を魅了する野球選手です。彼の圧倒的な実力は、日本はもちろんアメリカでも高く評価されています。その中で、大谷選手は「マンダラチャート」と呼ばれる目標達成術を実践しています。
この記事では、マンダラチャートについて詳しく解説し、大谷選手が目標を達成するために行っていること紹介します。
大谷選手のマンダラチャートとは
大谷翔平選手のマンダラチャートは、自身の目標を可視化し、それを達成するための計画を立てるためのツールです。
大谷翔平選手は、1994年に岩手県出身で、高校時代から注目を集めていました。卒業後、北海道日本ハムファイターズに入団し、その後、2018年にメジャーリーグのロサンゼルス・エンゼルスに移籍しました。近年では、2023年3月WBCに日本代表を優勝へ導いた。野球において、投手としても打者としても高い実力を持っており、「二刀流」としても有名です。
この成功の秘訣の一つが、マンダラチャートの活用にあると言われています。
マンダラチャートは、目標達成術の一つで、仏教の瞑想法であるマンダラを基にしたものです。マンダラとは、絵や図形で表される仏教の神秘的な宇宙観を表すもので、マンダラを描くことで自分の内面を表現し、心を浄化するという意味があります。マンダラチャートは、このマンダラを基にして、自分の目標や思考、行動を整理し、達成に向けて行動するためのツールとして用いられます。
大谷選手のマンダラチャートには、各セクションに「投手」「野手」「トレーニング」「健康管理」「精神面」といった分野があり、それぞれに目標が設定されています。例えば、「投手」セクションには「シーズン30勝」、「被本塁打10以下」、「被安打200以下」などの目標があります。このように、目標を明確にし、細かく設定することで、自身がどのようなアクションを起こすべきかを具体的に考えることができます。
また、マンダラチャートには、その達成度合いを示すポイントが設けられています。大谷選手は、目標達成度が50%に達するたびに、そのセクションにおいて自身を褒めるという方法をとっています。このように、自身がどの程度目標を達成しているかを可視化し、その達成に向けて励むことができます。
大谷選手のマンダラチャートは、野球選手に限らず、多くの人が日々の目標達成に応用できるツールとして注目されています。
マンダラチャートの効果
ではこのマンダラチャートがもたらす効果について詳しく解説します。
- 目標に向けたモチベーションアップ
- 目標達成に向けた効率化
- 自己成長の促進
目標に向けたモチベーションアップ
マンダラチャートを作成することで、目標を具体化し、達成することができるイメージを持つことができます。また、チャート上の達成状況を色で確認することで、自分が目標に向けて進んでいることを実感することができます。これらの要素が、モチベーションアップにつながります。
目標達成に向けた効率化
マンダラチャートでは、目標を細かく分解していくことができます。そのため、一つの目標を達成するために必要なステップを明確にすることができ、効率的に目標に向かって進むことができます。
自己成長の促進
マンダラチャートでは、自分が何に取り組んでいるかを可視化することができます。自分がどの目標に向かって努力しているのか、どの分野に注力しているのかが明確になります。これにより、自己成長を促進することができます。
マンダラチャートの作成方法
では、実際にマンダラチャートの作成方法の流れをみてみましょう。
マンダラチャートを作成する前に、まずは達成したい目標を設定しましょう。目標は自分にとって意義のあるものであることが大切です。
大谷翔平選手の場合は、例えば「投手として10勝すること」「打者として30本塁打すること」など、具体的な目標が挙げられます。
次に、先ほど決めた目標を分解していく作業が必要です。これによって、大きな目標を小さな目標に分け、それぞれの目標を達成するための具体的なアクションプランを立てることができます。
例えば、「1年で10kg体重を増やす」という目標があったとします。この目標を分解すると、「1ヶ月で1kg体重を増やす」「1日に必要なカロリー摂取量を計算する」「ジムに週3回通う」などの小さな目標が生まれます。これらを実現するための具体的な行動を考え、チャートに落とし込んでいきましょう。
目標を設定し、目標を分解したら、いよいよマンダラチャートを作成します。
小さな目標には、期限や詳細なアクションプランも加えましょう。例えば、「ジムに週3回通う」という小さな目標には、「月・水・金の18時〜20時にジムに通う」「トレーニングメニューはトレーナーに相談して決める」といった詳細な情報を加えます。
マンダラチャートが完成したら、あとは実行するだけです。小さな目標を一つずつ達成していき、大きな目標に近づいていくことができます。
目標設定の項目例をいくつかご紹介
テンプレートとしてご使用ください
紙を用意して、横9マス、縦9マスの合計81マスに分割します。
最初に、中央のマス(5番目の行と5番目の列が交差するマス)に、あなたが達成したい目標を書きます。
次に、中央のマスを中心に、上下左右のマスにそれぞれ1つずつ、計4つのマスを選びます。これらのマスにも、あなたが達成したい目標に関連する内容を書き込みます。例えば、健康に関する目標であれば、食事や運動に関する項目を書き込みます。
次に、中心のマスから1つ外側の列と行にあるマスに、それぞれ4つずつ、計16個のマスを選びます。これらのマスにも、あなたが達成したい目標に関連する内容を書き込みます。例えば、健康に関する目標であれば、ストレス管理や睡眠に関する項目を書き込みます。
上記の手順を繰り返し、中心から外側へと段階的に増やしていきます。具体的には、外側から順に、16、20、24、28、32、36、40、44、48個のマスを書き込むことになります。
最後に、マンダラチャートの各マスに、それぞれ1つの単語やフレーズを書き込みます。ここで重要なのは、書き込む内容はポジティブなものにすることです。例えば、運動に関するマスには「健康な体を作る」といった具体的な言葉を書き込むことができます。
例(目標:彼女を作る)
目標設定の項目例をいくつかご紹介
目標設定に迷ったら下記を参考にいくつかリストアップしてみてください。
- 健康:運動や食事など、健康に関する目標を設定する。
- 仕事:キャリアアップやプロジェクトの達成など、仕事に関する目標を設定する。
- 学習:資格取得やスキルアップなど、学習に関する目標を設定する。
- 趣味:趣味に関する目標を設定する。
- 人間関係:家族や友人との関係改善など、人間関係に関する目標を設定する。
- 貯金:貯金額の目標を設定する。
- 心理的健康:ストレスマネジメントや自己啓発など、心理的健康に関する目標を設定する。
- 社会貢献:ボランティア活動や社会貢献に関する目標を設定する。
- 旅行:旅行先や旅行回数に関する目標を設定する。
- その他:個人的な目標に合わせて、自由に項目を設定することができます。
マンダラチャートの注意点
以下が、マンダラチャートを使う上での注意点です。適切に活用することで、自分の目標達成を効果的にサポートすることができます。
- 目標やタスクを明確にする
- マンダラチャートの見直し
- 無理な目標やタスクの設定は避ける
- マンダラチャートにこだわりすぎない
目標やタスクを明確にする
マンダラチャートを作成する前に、自分が達成したい目標ややるべきタスクを明確にしておくことが重要です。明確にしておかないと、マンダラチャートを作成しても具体的なアクションが見つからず、逆に目標達成の妨げになることがあります。
マンダラチャートの見直し
マンダラチャートは作成後も定期的に見直しを行うことが大切です。目標やタスクが変わった場合は、適宜修正することでより効果的なアクションプランを立てることができます。
無理な目標やタスクの設定は避ける
マンダラチャートを作成する際に、無理な目標やタスクを設定してしまうと、逆にストレスやプレッシャーを感じてしまい、目標達成を妨げることがあります。自分の実力やスケジュールに合わせた目標やタスクを設定することが大切です。
マンダラチャートにこだわりすぎない
マンダラチャートは目標達成のためのツールであり、自分自身の意思決定や行動計画をサポートするものです。しかし、マンダラチャートにこだわりすぎるあまり、達成するべき目標やタスクにフォーカスを失ってしまうことがあります。マンダラチャートを手段として使い、目標達成に向けた具体的なアクションプランを立てることを心がけましょう。
おわりに
マンダラチャートは、スポーツ選手だけでなく、ビジネスマンや学生など、あらゆる分野で目標達成に役立つツールです。自分の目標を明確にし、それを達成するために必要なタスクを定め、着実に進めていくことができるため、時間の使い方が効率的になり、ストレスも軽減されるでしょう。
大谷翔平が実践するマンダラチャートは、非常にシンプルで使いやすいツールです。ぜひ、自分の目標を明確にし、マンダラチャートを使って効率的に進めていってください。きっと、あなたも大谷翔平と同じように目標を達成することができるはずです。